東京の特別支援学校の先生がお二人、
リズム運動療法のセッションの
見学にいらっしゃいました。
お二人ともさすが特別支援学校の先生ですね!!
無理なく自然に仲間になっていかれました。
嬉しいお便りをいただきましたので紹介しますね。
私は肢体不自由障碍の特別支援学校の教員をしています。
先日初めてリズム運動療法のセラピーに参加させていただきました。
「子どもたちと一緒に動いてください」と聞いていましたが、初めて逢う子どもたちと
どうやり取りが出来るだろうかという戸惑いもありました。
しかし、そこは案ずるよりも産むが易し。
一緒に声を出して、身体を動かすことで、子どもたちが受け入れてくれるのを感じました。
音や動きが子どもたちとのコミュニケーションツールなのだと身をもって感じたのです。
3つのクラスに参加させていただきましたが、それぞれに違う思い出が残りました。
1つ目のクラスには、まだセラピーを始めたばかりにお子さんがいました。
不安もあるのでしょうか・・・
皆の中に入ってはご両親の元に戻る、ということを繰り返していました。
それでも先生方は焦らずに、
無理せずにいきましょうとご両親に呼びかけられていました。
少しずつでもそのお子さんは楽しさや心地よさを見つけているようで、
強制しないというスタンスの大切さを学びました。
パラバルーンの中の穏やかな表情が印象的でした。
2つ目のクラスでは「10のうた」でお互いの動きに注目し、
友達同士をすごく意識していることを感じました。
日頃から仲間作りというのは大切な課題だと思っているので、
とても素敵な曲だと思いました。
最後のクラスは長年セラピーを続けているクラスです。
一番長く続けている方は26年目だとのことです。
毎回安定したプログラムを経験することで、心地よさや落ち着きが生まれ、
皆さん見通しを持って活動できるのだと思いました。
ほとんど皆さんに教えてもらいながら、ひたすら身体を動かしました。
どのクラスにも共通して感じたのは、
それぞれの子どもたちにとって
居心地の良い場所なのだろうということです。
もちろん今の落ち着きに至るまでには様々なご苦労があったと思います。
今回の体験を通して、リズム運動療法は安定感や落ち着きという、
子どもたちの成長への基礎となる力を培うものだと感じ、
大変学びの多い一日でした。
見知らぬ大人を受け入れてくれた皆さん!!
ありがとうございました!!!
この日は最後のグループの写真だけですが、もう少し様子を紹介しますね。
♪そよかぜのワルツ♪を楽しんでいるところです。
バルーンの風がとても気持ちよいですよ!♪風とともだち♪であわせて楽しむと良いですね。
♪そよかぜのワルツ♪は必ずラポールが築ける50のリズム歌あそび(あおぞら音楽社)
のP90に、♪風とともだち♪はP75に楽譜が載っています。